地球半壊

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地球半壊ニュートンクライシス、英: Newton’s Crisis)は、2060年に発生した隕石の衝突、ならびにこれに伴い発生したかつての主要国(アメリカ、フランス、ドイツ、ロシア、中国、日本など)が共同開発中だった粒子加速器の爆発事故による地球史上最大の災害である。

半壊の直接的な原因は隕石の衝突と粒子加速器の爆発によって生み出されたエネルギー爆発が原因とされており、この災害を調査した地球庁の惑星保護委員会(SEC)が公開した報告書でも「多段的に発生したエネルギー爆発の後、特異点に地球の半分が飲み込まれた」と記載されているが損壊した際に殆どか消滅してしまっているため、いまだに不明点が多い(ただし、実際には粒子加速器の爆発は人為的に引き起こされた出来事であり、この一部が地球庁によって改変され流布している。つまり市民は基本的にこの改変された情報を真実だと擦り込まれている。これらのことについては後述する)

概要

発生

2011年に起こった災害の影響で原子力に対する危機認識が高まり代替エネルギー開発が盛んに行われており、日本はもちろんのこと、各主要国でも独自に粒子加速器の開発が進められていた。
粒子加速器とは、エネルギー生成装置として主にニュートリノの生成、抽出、加工を目的とした施設群であり、中でも2045年から太平洋沖で主要国(かつての国家、アメリカ、フランス、ドイツ、ロシア、中国、日本など)が全世界のエネルギー供給を統一するために共同開発中だった「アントランティスファーム」は世界最大の粒子加速器施設群だった。
2061年7月28日、同施設群にて試運転が実施され世界中に設置されていた中継施設との接続実験が行われていた。また、地球に何度目かのハレー彗星接近が予測されており、彗星は予測の通りに地球の周回に差し掛かっていた。
だが、この試運転の際に肥大化したエネルギーの制御不能となり、融解爆発、上空を飛来中だった彗星も巻き込み、大爆発した。

被害

この災害で世界人口は約60%が失われ(2061年当時の総人口が100億人に対して、約60億人減少)惑星の46%の地表が消滅した。
爆発と同時にオゾン層も破壊され、放射線が降り注ぐようになり、大気成分が大婆に変わった。また、数日後には剥き出しになったマントル部が冷却され、ポールシフトを引き起こし磁極や地軸も激変した。地表に残存した人類は各国が保有していた数少ないジオフロントに避難、移住することになったが、その過程でも多くの人命が失われた。その結果『国家』という概念が取り払われ、言語も統一されるに至った。
また、この爆発によってもたらされたといわれている濃度の高い放射能を含む多数の未知のウイルスによって人類は生殖機能を失った。

人類への影響

この未知のウィルスが影響を与え、脳の秘密が相当の範囲で明らかになった。例えば、これまでの文明でPSIやESPと呼ばれた、いわゆる超能力といった類、さらには六感への拡張、身体コントロールに至るまで、様々な恩恵をもたらした。これがきっかけで、人類は新しい道を模索することになった。晩年のニュートンが予言した通り、人類は新しいステージへと移行した。

原因

直接的な原因は、粒子加速器の爆発によって生み出されたエネルギー爆発と波状的に起こった隕石の衝突が原因とされており、この災害を調査した地球庁の惑星保護委員会(SEC)が公開した報告書にも「多段的に発生したエネルギー爆発の後、特異点に地球の半分が飲み込まれた」と記載されているが損壊した際に殆どが消滅してしまっているため不明点が多い。
(実際には地球庁によって改ざんされた情報である。つまり市民は基本的にこの改変された情報を真実だと擦り込まれている。これらのことを含め真相については後述する)

名称

ニュートンが晩年に研究した記録によれば〇〇とあり、これが名称の元となったと考えられる。
一方で、当時粒子加速器の実験に反対していた団体や宗教団体など一部の人々には「ベツレヘムの大爆発」もしくは「ベツレヘムの鉄槌」とも呼ばれている。これは、キリスト教でハレー彗星がベツレヘムの星(クリスマスの星)と例えられていることに由来する。

真実

世界で伝わっている事実とは大きく異なり、実際には地球は半壊しておらず、ディヴィジョン群であるハビタブルコロニーやダイソン天球も存在しない。
しかし、地球は地表の大半が砂漠のような不毛地帯であり、残存する人類はジオフロントで生存している(環境破壊の影響で放射線と大気成分変化の影響により地上で生存できなくなったため)

「ディヴィジョン」とは地球庁が前から準備・策定していた仮想現実の意識生存領域「サイバーパラレルズ」の試作システムによって作り出された虚構空間である。人類意識の永久的な保存、保管、維持を目的とした全人類が幸せになるとされる装置で、発表当時は「魂の墓場」「魂の監獄」とも揶揄され全世界的に世論が揺れた。
地球庁の計画では、あらかじめ義務化しておいた体内マイクロチップBIFS(ビフス/ブレインインターフェース)から世界中の個人意識データ集約、をアップロードして人類はサイバーパラレルズで生存していくはずだった(2040年発表の「ニュートンミレニアム計画」による)
※この辺のディテールは要検討

出典

2030年代初頭くらいまで、地球には目立った変革はなく、着々と未来に向けた道を歩んでいた。様相が変わってきたのは、2040年になった頃だった。何らかの節目の暦に接近すると人類は密やかに世界の終わりを囁く習慣があるが、この時もあるゴシップが世界をじんわりと包み込んでいた。
ノストラダムスの大予言、マヤンカレンダー、ファティマ第三の予言、そして、次に白羽の矢が立ったのは、ニュートンの秘密文書にある2060年以降の世界――。
晩年、黙示録の研究に明け暮れたニュートンは、ノストラダムスが予言した数々の西暦が間違いだと指摘した。彼は神学界の汚名を晴らすべく、西暦を再計算した上で独自の解釈を展開した文書をいくつか残していた。

だがそれは、今までのようにゴシップでは終わらなかった。
かつて、日本と呼ばれた国が開発していた粒子加速器が生成していたニュートリノが暴走を起こして爆発したのだ。一瞬の出来事であり、この事故の詳細を知るものは誰もいない。
後に『地球半壊』と呼ばれることになるこの事象は、地球の半分を破壊し、人類を生存危機の局地に追い込んだ。その結果『国家』という概念が取り払われ、言語すら統一されるに至った。
さらに、地球は粒子加速器の事故以外にもう一つ、大きなアクシデントに見舞われていた。事故の直前、地球に隕石が墜落したのだ。この隕石に含まれていたウイルス――濃度の高い放射能を含む多数の未知なる媒介――の影響で人類は生殖機能を失った。つまり後世が残せなくなったのである。
しかし、悲観的なことだけでもなかった。未知のウィルスが影響を与え、脳の秘密が相当の範囲で明らかになった。例えば、これまでの文明でPSIやESPと呼ばれた、いわゆる超能力といった類、さらには六感への拡張、身体コントロールに至るまで、様々な恩恵をもたらしたのだ。これがきっかけで、人類は新しい道を模索することになった。晩年のニュートンが予言した通り、人類は新しいステージへと移行したのだ。

「クライシス」ではなく「カタルシス」と呼ばれる理由は、破壊によって「浄化」され、人類が新しいステージに進化したことによる。